15周年を迎えて。
15歳といえばこどもたちにとっては義務教育が終わり、人生の岐路にあたる年だと思います。0歳で来院してくれてたこどもたちが中学を卒業する年です。
私にとってはこの15年でどんな岐路に立っているのだろうか。今までと同じようなスタンスで自分らしくいていいのか、本当はもっと貫禄のある歯医者の方が皆さんにとっては安心感がもてるのか。
そんなことを考えての15年ですが、
結局は貫禄をもちたくてももてない。
そんな私はどうすべきかを考える日々です。
今思うのは安心感は見た目ではなく、治療に望む姿勢、治療の質、患者様やスタッフとの信頼関係。それで補えるように頑張りたいと思っています。もちろんもっともっといろんなことを大事に頑張って行こうとも思っています。
開業記念日にいつも思い出して、ブログなどにも書かせてもらってる両親からの言葉を今年も改めて肝に銘じていきたいので、書かせていただきます。
父からの言葉『おいあくま』
お:おごるな
い:威張るな
あ:諦めるな
く:挫けるな
ま:負けるな
出来てるのかな?そんなつもりがなくても忙しさにかまけて早口になったり、顔みて挨拶できない瞬間があったりしたら、驕ってるように、威張ってるようにとられることもあったのではないかと思います。
壁にぶつかった時に諦めそうになったり、挫けそうになったり、負けそうになったりして弱音を吐いていたとも思います。
この言葉を私に伝えてくれた父は今、必死に病と闘っています。いつまで私の頑張る姿を伝えに行けるか分かりませんが、父の頑張りに負けないように、
今一度この言葉の意味を再認識して、頑張りたいと思います。
母からの言葉『ケセラセラ』
ケセラセラ:なるようになるさ
私が悩み、前を向けなくなりそうになった時に母がいつも私に言ってくれる言葉。
言われなくても自分自身で立ち止まり前を向いて進める強さを少しはもててきたのかな?とは思うもののやはり弱音を吐いてしまう自分がいます。適当にするわけではなく、前向きにもっと進める人間になりたいと思います。
この言葉を伝えてくれた母は去年の12月に横断歩道を歩行中に信号無視の車にはねられ、生死の境をさまよいました。
それでもなんとか一命を取り留め、コロナ禍でひとり入院生活を3ヶ月強いられました。
それでも母は常にケ・セラ・セラ精神で『いただいたいのち』と必死にリハビリをし、以前ほど自由な身体ではないものの楽しそうに笑顔で生活をしています。
私も母に負けないように楽しく笑顔で歯医者を暁こども歯科クリニックの院長をさせていただいてることを幸せに感じで歩んでいきたいと思います。
この15年いろんな人に支えてもらい、励ましてもらい、暁こども歯科クリニックはあって、そこに小児歯科医として診療をさせていただいている私がいます。
この有難い現実を常に感謝の気持ちをもちながらこれからもひとりでも多くのお友だちの笑顔に会えるよう私が小児歯科医としてできることを日々切磋琢磨しながらやっていきたいと思います。
そして、今朝診療前に暁スタッフからお祝いをしていただきました。心温かいスタッフのこともこれからも私なりに大事にしていきたいと思います。
長くなりましたが、今後とも暁こども歯科クリニック共々宜しくお願い致します。
暁こども歯科クリニック 片岡
2022年09月02日 07:57